膣ハイフってどんな治療？

「膣ハイフ」とは、特殊な超音波エネルギーを膣内部にあてて膣の引き締め効果を得る治療です。HIFU（ハイフ）という技術を使っており、もともとは美容のリフトアップなどに用いられてきた高密度の超音波を膣に応用しています。

細い機械（ハンドピース）を膣の中に入れ、膣の壁から数ミリ奥の深さ（粘膜の下～筋肉層あたり）に超音波のエネルギーを集中照射します。イメージとしては虫めがねで太陽の光を一点に集めて温めるように、膣の奥の狙った部分だけをポカポカと温めるようなイメージです。熱エネルギーを当てた部分だけが約60～70℃と高温になり、それ以外の周囲組織へのダメージはほとんどありません。

表面の粘膜は傷つけず内部だけ刺激できるので安全性が高く、熱刺激によって膣内部でコラーゲンが新しく生まれ、組織が元気に若返って引き締まる仕組みです。簡単に言えば、膣の内側にエネルギーで「見えない筋トレ＆エステ」をしてあげて、ゆるんだところにハリを取り戻す治療だと考えると分かりやすいでしょう。

yoni HIFU Ⅲ

当院では、膣HIFUにyoni HIFU Ⅲを使用しています。

焦点の拡大・線での照射

「yoniHIFU III」は、一回の治療でタイトニング効果が大幅に向上しています。
通常のHIFU（高強度集束超音波）は焦点（光線が集まる一点）の長径が1mm程度ですが、「yoniHIFU III」はその3倍以上の範囲をカバーできる能力を持っています。

また、従来は照射を点で行っていましたが、「yoniHIFU III」では線での照射が可能です。そのため、隙間なく広範囲を治療でき、通常の治療範囲を大幅に拡大できます。

これらの特徴により、従来の機器よりも少ない治療回数・短時間で効果を実感できます。
焦点の大きさや線での照射を行えるのは、現時点で腟HIFUでは「yoniHIFU III」だけです。

苦痛を感じさせずに高い効果を

従来のHIFU機器の中には、痛みや副作用を抑えるために出力が制限されているものや、高出力により強い痛みが生じ、全身麻酔を必要とする場合があるものもあります。

「yoniHIFU III」は、最小限の痛みで最大限の効果を引き出す設計となっており、全身麻酔が必要になるほどの激しい痛みはありません。

均一で安定した効果

HIFU治療で重要なのは、適切な部位に均一に熱を届けることです。従来のHIFU機器では、一列ごとの照射を施術者が少しずつ動かしながら行う必要があるため、施術者の技術差によって照射間隔にばらつきが生じ、加熱が不均一になることがありました。

「yoniHIFU III」では、一度の照射で11列同時に照射が可能。施術者の技術に左右されず、誰が施術しても均一な加熱が行えるため、安定した高い効果を実現できます。

膣ハイフの治療対象

膣ハイフ治療は産後のデリケートゾーンケア（膣の引き締め直し）や更年期以降の膣のアンチエイジングケア（乾燥や尿トラブルの改善）として幅広く用いられています。

料金

自由診療のクリニックでは10万円以上することも珍しくありませんが、当院では低価格で膣HIFUをご提供しています。

1周	29,800円
2周	41,000円
3周	66,000円